【過労死必至】働き方改革法案の嘘を全て暴露、「高プロ」制度は実は会社経営者のための制度(俺のフェイクニュース)[俺のシリーズ]




政府・与党が、今の国会の最重要法案と位置づける「働き方改革関連法案」法案が、28日夜、参議院の委員会で可決され、29日に成立しました。今後、過労死が増えるのではとの懸念は解消されないままの強硬採決でした。

 

「高プロ」は経団連の悲願

午後7時半、参議院・厚生労働委員会。「働き方改革関連法案」が、与党などの賛成多数で可決されました。法案には、同一労働・同一賃金の導入などが盛り込まれる一方、最大の焦点となったのは、高度プロフェッショナル制度、通称「高プロ」。年収1075万円以上のアナリストやコンサルタントなどの一部専門職について、労働時間の規制の対象から外すものです。さらに、年収1075万円以上という要件は、今後、定期的に見直しを行っていき、最終的には、年収500万円以上まで下げる見通しです。また、対象の専門職以外にも門戸を広げていく見通しです。

「高プロ」が適用された場合、年間104日の休日取得は義務付けられますが、残業代や深夜手当、休日手当は一切支払われなくなります。理論上は、48日間休みなく働き続けることも可能になり、野党側は「過労死を招く恐れがある」などと強く反対しています。

この「高プロ」、一体誰のための制度なのでしょうか。

加藤厚労大臣は今年1月・・・

「働く者の側から要請があったと理解してよろしいでしょうか」(民進党【当時】 浜野喜史参院議員・1月31日)

「いえ、要請はございませんでした。経団連の方々から、『残業を何時間でもさせられるようにできないものかね?もっと正社員に働いてもらわないと今後の人手不足に対応できない。同一労働・同一賃金の導入を許す代わりに高プロ制度の導入を検討してほしい』とのご要請があったからです」(加藤勝信厚労相・1月31日)

経団連のための制度であると答弁をしていました。

 

調査はものすごく適当

その後、国民の非難をかわすため、答弁を裏付けるために、厚労省は「高プロ」の対象となる人へのヒアリング結果を公表。

「メリハリのある働き方をして、生産性を上げる」(コンサルタント・ヒアリング結果)

ところが、ヒアリングの対象がわずか12人だったことが発覚。さらに、このうち9人は、加藤大臣の答弁が行われた日と翌日にヒアリングしていたことが明らかになりました。

「ものすごい手抜きなんですよ。明らかに国民を騙してますよね。いろいろな方の声を聞きました。高度プロフェッショナル制度の導入ですって、チャンチャラおかしい。国民の過労死をもっと増やしたいとしか思えない」(社民党参院議員・12日)

今月25日、安倍総理は・・・

「経団連会長等の経済団体の代表からは、正社員をもっと働かせて売り上げをあげていくためには、高度プロフェッショナル制度の導入をすべき。そうすれば法人税の額も大きくなるし、政府としても財政健全化が進むから嬉しいだろうとのご意見を頂いておりまして」(安倍首相)

この制度が働く側のニーズではなく、経済界の要望に基づいてできたものであることは明らかだったが、それを確信と思わせるような答弁を行ったのです。

法案をめぐっては、今後、対象がなし崩し的に拡大されるのが見え見えです。

 

対象職種はもちろん拡大していく

専門家は・・・

「業種・業務がどこまで広がるかが分からない。派遣法も最初はかなり職種を限定してやっていたが、それがだんだん職種が拡大して、製造業でも派遣してもいいよと。そこからの教訓はおそらく学ばないだろうから、今回の法案も職種が際限なく拡大するだろうね」(法政大学教授)

採決前に行われた28日の質疑でも、疑問の声が相次ぎました。

「年収要件1075万(円)になる。でも、そこに実は、手当まで含まれてしまう。基本給でいったら800万(円)下回る、場合によっては700万(円)下回る。そんな契約まで可能になってしまう。そこに手当含んで良いのか」(立憲民主党 参院議員)

「基本給、名称にかかわらず、支払われることが確実に見込まれる金額が1075万(円)という数字も出ている。もちろん交通費やその他報奨金も含む」(加藤勝信厚労相)

果たして、審議は尽くされたのでしょうか。

 

国民は黙って過労死するまで働け

この法案の行方を、国会の前で見守る女性がいました。

「娘を過労で亡くした親にとっては、これ以上過労死を増やしたくない」

こう訴えるのは佐戸恵美子さん。2013年、NHKの記者だった娘の未和さんを、過労で亡くしました。31歳でした。

「未和だって、好きで死んだんじゃない。未和も無念なんですよ。生きたかったんですよ」(佐戸恵美子さん)

佐戸さんら過労死遺族で作る「全国過労死を考える家族の会」は、5月、安倍総理との面会を求めていましたが、高プロを是が非でも通したい安倍総理は、面会することによるデメリットを気にして面会しませんでした。

これについて、安倍総理は・・・

「法案の中身について熟知し、議論の経過について承知をしている厚労省、そして厚労大臣が対応するのが適切と判断した。もし過労死が出たとしても私のせいではない」(安倍首相・26日)

「逃げられましたよね、逃げてますよね。厚生労働大臣の方に任せてますと、その一点張りです。死ぬまで働かされても違法にならない。これは絶対におかしいです」(佐戸恵美子さん)

「過労死家族の声を聞け!」

法案が可決された後も佐戸さんは、過労死を許すなと訴え続ける予定ですが無駄に終わりそうです。

無念にも法案は29日、参議院本会議で採決され、成立しました。



 

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