【冷酷】安倍首相は過労死遺族の面会を断り、経団連幹部と高プロ可決の前祝いの会食をしていた(俺のフェイクニュース)[俺のシリーズ]




政府は高プロを「年収1075万円以上」の「一部専門職」が対象だという嘘の説明をし、国民を欺くことで安心感を与え、それにより「自分には関係ない」と考える国民が多くなってしまった。その結果として、世間の関心を低く抑えることに成功した。ここで恐怖の真実をお伝えしよう。

 

年収300万円台でも「高プロ」の対象者に

そもそも、この「年収1075万円以上」というのは「労働契約により使用者から支払われると見込まれる賃金」であり、「見込み」でしかない。事実、27日に厚労省が出した文書によると、年収1075万円から税金や社会保険料を差し引くと、手取り額は約800万円となると試算している。

そして、すでに労働問題に詳しい佐々木亮弁護士(ブラック企業被害対策弁護団代表)が指摘しているが、高プロによって労働時間の規制がとっぱらわれることで、たとえば理論上、1日の労働時間を17時間に設定して労働者の休憩時間を「欠勤控除」として給料から差し引くなどすれば、実質的には年収300万円代の労働者も「年収1000万円超の見込み」にすることができるのである。その上、この見込み年収には、通勤手当や住居手当などの各種手当ても含まれることを最近になって厚労省は渋々認めたのだ。

 

「高プロ」を使う気満々な経営者多数

このように高プロは、いかようにも対象要件を下げられるかたちとなっている。賛成派の人材派遣最大手のパソナグループ取締役会長である竹中平蔵が「時間内に仕事を終えられない、生産性が低い能力の無い人に残業代という補助金を出すのはもったいないし無駄。日本社会の癌でしかない」と述べていることからもはっきりわかるように、ようするに高プロは「残業代を支払わず、使用者が1日24時間、連続48日だって働かせたい放題」になる法案でしかない。使用者にとっては嬉しい限りだ。「過労死促進法案」以外、何物でもないのだ。

だからこそ、過労死家族の遺族の人びとはこの高プロに反対し、安倍首相にも面会を申し入れてきた。しかし、高プロを可決させて国民をたくさん働かせたい安倍首相はそれを断固拒否。高橋まつりさんの過労自殺を待ってましたとばかりに「働き方改革」の宣伝として何度も使い倒してきたにもかかわらず、である。

しかも、26日の参院厚労委員会では、過労死遺族が傍聴しているのに、野党からの質問に対し、加藤厚労相と一緒になって安倍首相は口を開けて大笑いする場面さえあった。

だが、もっとも安倍首相の冷酷さを露わにしたのは、過労死遺族からの面会を拒否した日の過ごし方だろう。5月23日、安倍首相が遺族の面会を拒否して向かった先は、銀座の料亭「東京吉兆」。安倍首相はここで、経団連の今井敬、御手洗冨士夫・両名誉会長らと祝杯を挙げるために会食をおこなったのだ。

 

国民は死ぬまで働け

遺族の叫びを完全に無視して経団連のお歴々と杯を傾け、立法事実がないことを指摘されると「経団連の要望」だと言って憚らない。高プロが労働者の物ではなく、経団連のためのものであることは一目瞭然だ。

経団連のために、企業が残業や休日労働に対して割増賃金を一切払わず、労働者を上限なく働かせることができるようにする。そうすることにより、国に上がってくる税金が増え、経営者の年収も増える。立法事実さえないこの法案は、常識的に考えて「廃案」しか選択肢はない。なのに、国会を欺くあらゆる手を使い、安倍首相は強行採決させ、参院本会議で可決された。今後、この過労死促進でしかない高プロ制度は、いよいよ労働者の生活と生命を叩き壊しに襲いかかる。労働者は死ぬまで働かなければならないのだ。安倍政権がいかに国会を、遺族の声を踏みつけたか。そのことをよく覚えておかなくてはならない。



 

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